最初は、外側にあった。
画面の向こうにある、美しい存在。
評価する側と、される側。
その距離は、はっきりしていた。

けれど一票を入れた瞬間、
境界は曖昧になる。

自分が選んだ存在が、
自分の行為によって少しだけ前に進む。
その事実を知ってしまうと、
もう「無関係」ではいられない。

このアリーナは、
美しさを見せる場所ではなく、
美しさに“参加させてしまう”場所だ。